事業所内の自販機の電気使用量を半分にする

自動販売機1台の電気使用量は家庭の電気使用とほぼ同じです。
一寸した工夫で使用量を半分に削減することができます。

お話し その1
 2ヶ月ほど前、自動車販売整備業の事業所様にお伺いしたところ、太陽光発電を導入したから、といって、その追跡データを見せてもらった。
僅かに効果があるが、その量は、事業全体に比べると微々たるものである。
しかし、そのときに 「"今まで気がつかなかったが、夜間は誰もいないのに、設置した太陽光発電を超える量の電気を使っている”ということに気がついた」 とのことでした。

何に使っているか、内訳はわからないが推定すると
①自動販売機
②クーラーなどの待機電力
③保安用の夜間照明
などが考えられるが、①自動販売機が最も大きいようだ。

お話し その2
 先月、自動販売機による缶飲料の販売会社様にEA21の登録審査にお伺いする機会があり、そのあたりのことを尋ねた。
「自動販売機内の照明はON、OFF切り替えになっており、最近はお客さんから夜間OFFにして欲しいという要望がある。要望がなくても、そのことをお客さんに確認し夜間OFF設定にする場合が殆どである」とのお応えでした。

お話し その3
 昨日、製造業のある会社でこの話をしたところ「私のところは常時OFFにしています」との返答でした。
なる程、事業所内に設置されている自動販売機は屋内照明がついているので、機内照明を常時OFFでも問題ないですね。
「それは立派ですね。しかし、省エネルギーセンターの"オフィスビルの省エネルギー"では"自動販売機は夜間停止に設定しよう"とありますよ」
というと、
「そんなことどうしてやるんですか」という話になった。

自動販売機の雑学によると、自動販売機1台の電気代は、1ヶ月約8,000円。
核家族1所帯の電気代とほぼ同じである。

これを半分にすることにできる。

① 自販機内の照明は、常時 OFFにする。
これは、お話し その2 で説明したように、自動販売機内で設定できるから設置したベンダーに頼めばよい。

② 自動販売機内の「冷凍機」と「ヒーター」を夜間OFFに設定する。
 これは、タイマーの設置が必要なようだ。
調べると、タイマーは市販されている。
 ⇒ オートベンダー(自動販売機用オートタイマー)

オートベンダーは1台30,000円なので、使用電力が月8、000 → 4,000円/台になるとすると、投資額は8ヶ月で回収できる。

事業所の屋内に自動販売機を設置している事業所の方にお勧めです。
(小生は、この販売先と何の拘わりもありません。商取引に関する責任は購買者が負うもので、当方は一切関与しません。)

2007.07.22.08:10 | Permalink | Comments (0) | Track Backs (0) | c 省エネルギーあれこれ

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